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武蔵野大学 履修要覧
Course Guide 2025

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言語聴覚士養成課程(専攻科)

Postgraduate Speech Therapy Course

言語聴覚士とは

言語聴覚士(ST)は、理学療法士・作業療法士と並ぶリハビリテーションの国家資格です。小児から成人までを対象に、失語症・高次脳機能障害・認知症・発達障害・構音障害・吃音・聴覚障害や、摂食嚥下障害をもつ方々が自分らしく生活できるよう、医療・介護・福祉・教育など様々な立場から、リハビリテーション・サービスの提供を行います。

高齢化社会がますます進む現代社会では、脳血管障害(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)や事故などの後遺症で、言語・コミュニケーションや摂食嚥下機能に障害を抱え、リハビリテーションを必要とする人々が全国で600万人とも言われています。このような状況の中、言語聴覚士は単に数の上で不足しているだけでなく、質の高い専門性が求められています。

職業や社会的背景も様々な方が支援の対象となるため、専門知識だけでなく、高いコミュニケーション力が必要となります。言語聴覚士の職に就く上での適性は、大卒者にふさわしい一般教養に加えて、「人間に対する深い洞察」と「謙虚な人格」を備えていること。現場では「答えがないかもしれない問い」に対して、深く考え、挑んでいく力が必要になります。

本学の言語聴覚士養成課程(専攻科)が養成する人材像

このような社会的背景に基づき、本学では2014年、言語聴覚療法の分野を黎明期から牽引してきた先生方をお迎えして、言語聴覚士養成課程(専攻科)を開設しました。
仏教精神を根幹とした本学の建学の精神に基づき、「職能教育と学問の両立」を理念に掲げ、言語聴覚士の養成を人間学の中に位置付け、幅広いリベラル・アーツを備えた言語聴覚士の養成を目指します。

また、大学院人間社会研究科人間学専攻にも言語聴覚士の専門科目を開設することで、将来的に研究者や指導者となって日本の言語聴覚障害学のレベルの底上げに寄与できる人材の育成も目指します。

目指す進路

医療…病院(リハビリテーション科、耳鼻咽喉科、小児科、形成外科、口腔外科など)
介護…老人保健施設、デイケア施設など
福祉…障害者福祉センター、小児療育センター、難聴幼児通園施設など
学校…通級指導教室、特別支援学校(聴覚障害、知的障害、肢体不自由など)
保健…保健所など
養成…大学・養成校
進学・研究…大学院、研究機関など

カリキュラム概要

○専門基礎分野

医学・心理学・言語学・社会福祉学など、言語聴覚士になるために必要な基礎知識を学びます。

○専門分野

「失語・高次脳機能障害学」「言語発達障害学」「発声発語障害学」「摂食嚥下障害学」「聴覚障害学」など、個々の障害を理解し、支援に必要となる評価・検査・訓練の手順について習得します。

カリキュラム

資格要件

指定された科目を履修することで、言語聴覚士の国家試験受験資格が得られます。

国家試験を受験しようとする場合は、学校でとりまとめ出願を行います。2年前期終了時点でそれまでに受講した授業科目を合格している方を対象に、2年10月頃をめどに出願のためのガイダンスを行います。
なお、言語聴覚士養成課程(専攻科)と、大学院人間社会研究科人間学専攻言語聴覚コースでは、受験手続に必要となる書類が異なりますので、注意してください。

<受験資格取得に必要となる単位数>

専攻科:86単位

<実習>

受験資格取得には、12週間の臨床実習が必要となります。

<提出に必要となる書類>

◆大学院人間社会研究科人間学専攻言語聴覚コース【言語聴覚士法第33条第4号に基づく】
言語聴覚士養成課程(専攻科)【言語聴覚士法第33条第5号 に基づく】
・受験願書
・写真
・修了見込証明書

臨床実習の履修要件

「臨床実習」(開講学年:2年、開講期間:集中、単位:必修科目12単位)は1年次の履修科目すべてに合格していなければ履修できません。

進級基準

1.進級基準について

言語聴覚士を目指す学生は、卒業後はわが国の医療政策の一翼を担う人材として、確かな知識・技術と高い倫理観が求められます。
そのため、本学では次のとおり進級基準を設けて、学生の能力水準を確保し常に質の高い人材育成をめざしています。

1年次→2年次
1.1年次において履修すべき必修科目のうち未修得科目の数が2科目以内であること。
2.1年次における成績平均値(単年度GPA)が2.00以上(小数点第3位切り捨て)であること。

※1年次において履修すべき必修科目のうち未修得科目の数が2科目以内の場合、2年次に進級できますが、2年次開講の必修科目である臨床実習が履修できない(臨床実習の履修条件参照)ため、2年次に進級した年度において、修了要件を充足する事はできませんので注意してください。

2.原級留年(修了延期は除く)の取扱い

① 休学の場合を除いて、同一学年の在籍を2年以内とします。それを超えた場合には除籍となります。
② 原級留年となった学生には学年制が適応されます(学年制は、単位制とは違い不合格となった科目だけを履修するのではなく、当該学年の科目を履修し直すことです)。
したがって、原級留年となった場合は、別途再履修指定科目の履修指導をいたします。
ただし、原級留年の再履修指定科目のうち、前年度の評価がSおよびA評価の場合は、再履修を免除します。

修了要件

本学の修了要件として、次の条件を全て満たすことが必要です。(武蔵野大学専攻科(言語聴覚士養成課程)に関する規程 第10条)

  1. 修了に必要な所定の単位を修得していること
  2. 本学において定められた学費を納入していること

修業年限等について

  1. 修業年限:卒業するために必要として定められた標準的な教育・学習期間
  2. 在学年限(在学期間)
    :本学では、この修業年限の2倍に相当する年数(学部8年(薬学部12年)/修士課程、専攻科4年/博士後期課程6年)を超えて在学することはできません。
    これを在学年限といい、その期間を在学期間といいます。
    ただし、休学期間は在学年限(在学期間)には含まれません。
  3. 休学期間:所属種別により定められた休学期間があります。通算で下表の年限を超えることはできません。
  4. 在籍期間:在学年限(a)に休学期間(b)は含まれないため、最長で学生として在籍できる期間となります。
所属種別①修業年限②在学年限(a)
(在学期間)
③休学期間(b)
(最長)
④在籍期間(a+b)
(最長在籍可能期間)
専攻科言語聴覚士養成課程2年4年2年6年