認定心理士とは、4年制大学で心理学の基礎を一通り学ぶことにより得られる資格で、公益社団法人日本心理学会から授与されます。この資格を取れば「心理学」という名前のつかない学部・学科を卒業していても、心理学の専門家として仕事をするために必要な基礎学力と技術を持っているということが証明されます。看護学部では、より心のケアへの理解を持つ看護師、保健師をめざす学生のために認定心理士の資格を取得できるカリキュラムを看護学部通学科目と併せて本学通信教育部の科目履修を行うことで可能にしました。
「5.認定心理士指定科目」に、本学が開講する科目をあげます。看護学部では、看護師および保健師の国家試験受験資格の取得を第一に考えているので、認定心理士資格を取得するためのカリキュラムは最小限に抑えています。したがって、認定心理士資格をめざす学生は、卒業までに指定科目をすべて履修することになります。
1.履修登録
4月の履修登録時に、看護学部の心理関連科目と通信教育部の該当科目も併せて履修します。通信教育科目の履修登録は、MUSCATに掲示される案内に従い、行ってください。
なお、認定心理士資格取得に必要な通信教育部科目の単位は履修上限単位の中に含まれません。
2.通信教育科目の単位認定について
単位認定は2月中旬になります。
*卒業年次生は単位認定が2月中旬になるので、最終的に卒業所要単位に含まれますが、2月初旬にある卒業判定会議の時点では修得単位とはなりません。したがって通信教育部の科目の単位を除いた修得単位で卒業所要単位数を満たしておくことが必要です。
*通信教育部で修得した成績は、本学の評価基準に読み替えて認定します(GPA算出に含まれます)。
3.履修費の納入
認定心理士資格を取得するためには、看護学部で開講されていない科目を通信教育部で履修するために、履修費が必要となります。
認定心理士単位取得費用(4年間の合計)
〇科目履修料
2,500円×24単位=60,000円(通信教育部の科目)
〇補助教材費
10,000円×4学年=40,000円
*補助教材費は1年あたり10,000円を毎年納入し、科目履修料は年度ごとの履修単位に応じて納入します。
4.認定手続き
大学を卒業した後、公益社団法人日本心理学会のHPの「認定手続き」を参照し、ご自身で申請してください。https://psych.or.jp/qualification/procedure/
HP上にある「認定心理士資格申請書類」を入手し、公益社団法人日本心理学会事務局へ申請することになります。卒業前に仮認定申請することもできますが、必須ではありません。学会では電子申請を推奨しています。